松戸市制施行80周年・森のホール21開館30周年記念事業
森のホール21クラシックスVol.4
MORI NO HALL 21 CLASSICS VoI.4
N響
指揮:ファビオ・ルイージ / ピアノ:アリス・紗良・オット / 管弦楽:NHK交響楽団
2023129日() 森のホール21 大ホール 14:00開場 15:00開演
全席指定 S席:9,500 A席:8,000 B席:6,000 (税込)
※未就学児入場不可                                  
 ※車椅子席をご希望の場合には、森のホール21チケットセンターまでお問い合わせください。

<出演者>    
    ファビオ・ルイージ(NHK交響楽団 首席指揮者) Fabio Luisi, Conductor
 
 NHK交響楽団とのコンサートのために、美しい松戸の街に行くことをとても楽しみにしています。卓越したピアニスト、アリス・紗良・オットが弾く、有名なリストの《ピアノ協奏曲第1番》、モーツァルトのよく知られたメロディーを題材に用いた、ドイツの作曲家レーガーによる興味深い作品・・・、そしてオープニングには、もう一人の古典派の作曲家ハイドンの、偉大な《軍隊交響曲》を選びました。松戸の聴衆の皆様が、私たちの選んだプログラムを歓迎し、気に入ってくださると確信しています。オーケストラとともに、コンサートホールでお目にかかりましょう!
 
   
    1959年、イタリア・ジェノヴァ生まれ。デンマーク国立交響楽団首席 指揮者、ダラス交響楽団音楽監督を務める。N響とは2001年に初共演し、2022年9月首席指揮者に就任。就任記念公演ではヴェルディ、 R. シュトラウス、ブラームスと得意のレパートリーを披露し、両者の将来 に大きな期待を抱かせた。
これまでにメトロポリタン歌劇場首席指揮者、チューリヒ歌劇場音楽 総監督、ウィーン交響楽団首席指揮者、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団および同歌劇場音楽 総監督、MDR(中部ドイツ放送)交響楽団芸術監督、スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督などを歴任。このほか、イタリアのマルティナ・フランカで行われるヴァッレ・ディートリア音楽祭音楽監督も務めている。また、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモ ニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラに定期的に客演し、世界の主要オペラハウスにも登場している。
録音には、ヴェルディ、ベッリーニ、シューマン、ベルリオーズ、ラフマニノフ、リムスキー・コルサコフ、マルタン、そしてオーストリア人作曲家フランツ・シュミットなどがある。また、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団とは数々のR. シュトラウスの交響詩を収録しているほか、ブルックナー《交響曲第9番》の解釈は高く評価されている。メロポリタン歌劇場とのワーグナー《ジー クフリート》《神々のたそがれ》の録音ではグラミー賞を受賞した。

    アリス・紗良・オット(ピアノ) Alice-Sara Ott, Pianist
 
 松戸は母が生まれ育った場所であり、祖父母が暮らしていた場所でもあります。彼らは八ヶ崎に住んでいました。縁側があって、庭に数本の松の木があった、とてもかわいい家でした。祖父母はすでに他界し、その家もなくなってしまいましたが、遊びに行ったときの記憶は今でも鮮明に覚えています。家から5分ほどのところにある21世紀の森と広場までよく散歩に出かけました。森のホール21の前を通るたびに祖母は私に言ったものです。「私の夢は、いつかあなたがこのホールで演奏することよ」 その夢が叶ったのは、祖母が亡くなってからわずか14年後のこと。もはや祖母に来てもらうことはできませんが、今回のコンサートは私にとって特別な意味を持つものです。人生で最も大切な人たちとつながっていて、私の心の中で特別な位置を占めるこの場所に戻ってこられることを、とても楽しみにしています。
 
   
   ドイツ人の父親と日本人の母親のもと、ミュンヘンで生まれる。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で学び、ヨーロッパ各地のピアノ・コンクールで次々に優勝を飾った。
これまでにパーヴォ・ヤルヴィ、ジャナンドレア・ノセダ、グスターボ・ドゥダメルといった著名な指揮者たちと共演を重ね、ベルリン・フィル、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団など、世界の一流オーケストラに客演を続けている。
2021年には、ドイツのメジャー・レーベルから10枚目のアルバムとなる「Echoes OfLife」をリリース。ショパンの「前奏曲」と現代作品を組み合わせたユニークな選曲・演奏は、各地の音楽祭やツアーでも大きな反響を呼んだ。 N響との共演は2018年11月以来、5回目となる。

    NHK交響楽団(管弦楽) NHK SYMPHONY ORCHESTRA, TOKYO
 
 今回のプログラムは、オーケストラの打楽器の生みの親、“トルコ軍楽隊”がキーワードになっています。大太鼓やシンバルを用いたハイドンの交響曲《軍隊》は、物珍しさもあって、初演地ロンドンの聴衆から大喝采を浴びました。一方、リストの《ピアノ協奏曲第1番》では、トライアングルが大活躍します。後半のレーガーは今年、生誕150年を迎えるドイツの作曲家。一つの主題に様々なアレンジを加えていく「変奏曲」を得意としました。《トルコ行進曲つき》の愛称で親しまれるモーツァルトのピアノ・ソナタが、どのように変貌を遂げるのでしょうか。レーガーの技法の冴えを存分にお楽しみ下さい。
西川彰一(NHK交響楽団 芸術主幹)
 
   
   1926年10月に新交響楽団の名称で結成。創設後まもなく、ドイツからローゼンストックを専任指揮者に迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築く。演奏活動の根幹となる定期公演は、第2次大戦中も中断することなく続けられた。1951年には日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。以来、今日に至るまで、カラヤン、アンセルメ、マタチッチ、サヴァリッシュ、マゼールなど、世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残してきた。2013年8月、ザルツブルク音楽祭に初出演、2020年春には、ベルリン、ウィーンをはじめ、ヨーロッパ主要9都市で公演を行うなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。
現在、年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを行い、その演奏は、NHKのテレビ・FMで日本全国に放送されるとともに、国際放送を通じて全世界にも紹介されている。また事業の中核の一つである社会貢献活動として、全国の学校を訪問する「NHKこども音楽クラブ」、ファミリー向けの「N響ほっとコンサート」、被災地や病院に安らぎと元気を届ける室内コンサート、次世代の音楽家を育成する「N響アカデミー」など、多彩な活動を行っている。
指揮者陣には、首席指揮者ファビオ・ルイージ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、名誉指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、正指揮者 外山雄三、尾高忠明を擁している。

〈演奏曲目〉
      ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」/リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ作品132
      ※ 演奏曲目は、変更になる場合がございます

主催:(公財)松戸市文化振興財団 共催:松戸市・松戸市教育委員会
  協力:新京成電鉄株式会社・ユニバース
 
◆チケットのお申込み
 ・森のホール21チケットセンター   TEL 047-384-3331
電話予約受付 10:00~19:00 月曜休館(祝祭日の場合は翌平日)
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◆お問い合わせ
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交通アクセス
 ※森のホール21駐車場は大変混雑いたします。電車・バスをご利用下さい。